出産のお話し
妊娠期間のまとめを終えて、やっと出産までやって来ました。
ついでに我が子は産まれてから1か月以上経っています。
1か月以上前のことを思い出しながら書いていきます。
長々と書いているので時間に余裕がある時に読んでいただければと思います。私は長すぎて読み返すのが面倒です。笑
出産前前日
3:45
下痢の時みたいな腹痛に襲われ、とりあえずトイレへ。
便は出ない…陣痛?と思い陣痛カウンターのアプリをインストールしました。が、測ってみると時間間隔はバラバラで、前駆陣痛という結果に。
その日は午前中も軽度の痛みはありましたが、我慢できる程度でしたし、午後には痛みがどこかに行ってしまったので、いつも通りダラダラ過ごしていました。
あ、この記事書きながら思い出しましたが、出産2〜3日前におしるしがありました。もう少しかな〜と心の準備は一応していたのに、前駆陣痛を下痢と勘違いするという…笑
出産前日(入院前)
2:25
またしても腹痛に襲われ目が覚めてしまいます。アプリで間隔を測ると10分だったり、34分だったりと感覚はやっぱりバラバラ。眠りが浅くちょっとした物音ですぐ目が覚めてしまう夫もここで起きてしまいました。
3:40
徐々に痛みが規則的となり、7〜8分間隔になりました。妊婦健診で言われたように息を吐くことに意識しながら痛みに耐えます。じっと寝ていられず、ソワソワしてしまうので、2人でリビングに降ります。
4:30
これがもし本陣痛なら早めに連絡しておこうと思い、受診するか判断に迷っていたのもあり、痛みがあることを実母(ガラケー民)にメールで伝えます。すると「助産師に怒られる前に病院に電話しなさい」とお返事がきました。
3度の出産経験がある実母は、経産婦でありながら陣痛間隔が短くなってから受診し、助産師に「何でもっと早く来なかったの!」とお叱りを受けた経験があります。笑
本来ならこの日は出産予定日前最後の妊婦健診日であった為、予約時間の9時まで痛みに耐えようと思っていました。この事も実母に伝えると電話がかかってきて「早く行きなさい、じゃないと怒られるよ」と追撃を喰らいました。
5:30
実母の追撃と夫からの後押しもあり、シャワーを浴びてから(破水は明らかにしていなかったので)病院に電話をしました。妊娠週数や陣痛の間隔を確認されたのち、病院に来てくださいと言われ受診することになりました。
6:00
産褥ショーツに履き替え、念のため入院バッグ一式を持って車に乗り込みました。夫には荷物と一緒に車で待機してもらい、時間外の受診のため、急患受付から入っていき産科病棟へ向かいました。
病棟に着き、バイタルサイン測定、採尿を済ませたのちNSTを実施します。家にいた時よりも間隔が短い…と思っていたら助産師から「4〜5分間隔ですね〜、子宮の開きも確認しましょう」と言われました。この時点では痛みの強さはさほど変わりありません。
診察台に移動し、内診してもらうと子宮口は3〜4cm開いていました。助産師から入院費に関する説明をされたのち、入院するか確認され私は入院することにしました。
出産前日(入院後)
7:00
入院となってからは4人床(既に3人いた為廊下側)へ案内されました。その後、夫へ入院になったことを伝え、入院バッグを持ってきてもらいましたが、コロナウイルスの感染対策のため助産師を経由して荷物を受け取りました。
8:00
渡された病衣に着替え、配膳された病院食を食べ、入院説明を受け、入院診療計画書へサインして、入院セットの説明を受け…と次から次へと人がやって来てゆっくりはできません。笑
9:30
病棟案内の際に廊下で歩行運動をしてもいいですよ〜と説明を受けていたため、早速大股で屈伸運動を交えながら歩行しました。この時点でアプリを使って陣痛間隔を測ると7分に延びていました。しかし、腰やお尻にも重い痛みを感じるようになっていました。
11:00
NSTをつけ胎児心拍と子宮収縮を確認しました。10分間隔に延びており、助産師から微妙だね〜と言われてしまいました。本陣痛にならなければ退院の話もされていたため、夫と相談し退院か入院継続か夕方までに決めることにしました。
12:40
昼食を済ませ病室内でスクワットをしていました。せっかく入院したのにこのまま帰るのはもったいない!と思ったんでしょうね、家にいた時より必死にやってました。笑
13:30
アプリで測定すると6〜7分間隔で規則的に痛みがあったため、引き続き病室内でわさわさと動いて陣痛を促していました。この時、廊下を歩かなくなったのは何となく恥ずかしくなったからです。てへへ。
14:30
助産師から入院継続か退院か確認されました。本陣痛にならなそうなことを伝えると、リラックスするとオキシトシンが分泌されるので、いつか産まれてくるでしょ!くらいに思っていればいいんですよ!と言ってくれました。この助産師さん、めちゃくちゃ明るいトーンで話しかけてくれてかなり好印象でした。この時まだ悩んでいましたが、この助産師さんは私だったらこのまま入院しますよとも話してくださり、結局は入院継続することにしました。
17:00
NSTをつけると、子宮収縮が3分間隔になっていました。助産師からは波にのれるといいね〜と言われ、さらに頑張ろうという気持ちになりました。
20:00
夕食やシャワーを終え、消灯までなら廊下を歩いても良いと助産師から言われました。陣痛カウンターで間隔を測りながら30分歩きました。ラウンドしていた産科のドンみたいな助産師(失礼)から「それ(陣痛カウンター)つけているうちは余裕があるから(陣痛が)促されないよ」と言われ、確かに…とすんなり納得しました。笑
21:00
消灯時間となり大人しく臥床していたけども、1回の痛みが長く強くなり、お尻に力が入ってしまいます。痛みがないうちに廊下に出てゴミを捨てに行くと先程の助産師(ドン)が登場。内診してみるか〜ということでベッドに戻り診てもらうと、7cmくらいに開いていました!歩いた甲斐があった〜と思っていたら、LDRに移動するから荷物まとめておいてね〜と言われました。
22:30
LDRにいた患者さんと入れ替わりになったのか、移動するまでに時間がかかりました。移動後は分娩台に乗り分娩監視装置をつけ、点滴も開始します。
ここからは時計を見る余裕もなかったので時間はわかるところまで端折ります。
モニターの収縮圧を示す数値が40…73…106…127とどんどん大きくなるたびに助産師からお尻の穴を押されながらふーーーと息を吐いていました。
途中で痛みが弱くなり、気がついたら寝ている時間もありました。寝ている間に担当の助産師が休憩に入っていて代わりの人になってたり、喉が渇いたのでお水を飲もうとしたら夫が買ってきた富士の天然水はストローキャップがつけられず、助産師が買って来てくれたり。お話しする余裕も出て来たので何故か自分が分娩見学した時のことを話していました。笑
出産当日
日付も超え、子宮口は8cmくらいでしたが、破水もまだなかったため(卵膜パンパンになっていたみたいですが)助産師の提案で四つん這いになることに。大きなクッションにうつ伏せになり(トトロの腹に乗っかるメイちゃんみたいな)痛みに耐えていましたがもはやこの辺から余裕はなく、若干いきみがちになっていました。
3:00
四つん這いの効果もあって、強い子宮収縮とともにバシャンッ!と音を立てて破水しました。生暖かい羊水が脚を伝ったのがわかりましたが、何より気になったのはお尻を押していた助産師に羊水がかかってないかでした。咄嗟に聞きましたもん、大丈夫ですか!?って。大丈夫ですよって言ってくれましたが、かかったかどうかは不明です。笑
仰向けに戻り、抗生剤の投与も開始となり、破水してからは怒涛のいきみラッシュでした。子宮口も全開大になりました。もう余裕なんてなく、獣みたいな声で唸り、痛いと叫び。今思い返すと笑えますが、この時はマジで必死でした。鼻からスイカなんて出したことないけど、それの比じゃないくらい痛い。
子分(多分分娩介助の経験が少ない助産師)を引き連れたドンもLDRに訪れ、様子を伺われます。発露してるよ〜!と言われ児頭が挟まっている感覚もわかります。ここから出すのも大変で叫んでいたら「声出さないでいきんだ方がいいよ」とドンに言われ、冷静さを取り戻しました。ドンさん(失礼)、すごい。
書きながら思い出した、発露した後に助産師から「頭出てるよ、触る?」と言われて子宮収縮がないうちに手を伸ばして我が子の頭を触ったことを。笑
言われた通り、子宮収縮のタイミングで声を我慢して息を吐き(ながらいきんでましたが笑)、肛門ではなく陰部に力を入れる感じを繰り返していました。このタイミングで子分(これも失礼)が私の顔をうちわで仰いでくださるのですが、唇の乾燥を助長していて、顔より下を仰いでくれって思っていました。(言わなかったけど笑)
産科医がLDRに入ってくる前にいきみで会陰裂傷…避ける感覚も覚えています。普通だったらこっちの方が痛いけど、陣痛が圧倒的勝利でした。
児頭がヌッと出てきたら後はもう早かったです。ズルッと上肢や体幹、下肢が出て来ました。
3:47
産声をあげた、我が子が誕生しました。
3624gの元気な男の子です。
痛みからの解放と共に、我が子が無事生まれて本当に安心しました。コロナ禍での出産。妊婦健診は1人、入院しても面会は出来ず、出産も立ち合いなし。ちょっと不安な気持ちもありましたが、産んでから思いました…
夫の立ち合いがなくて良かった。笑
いや、この誕生する瞬間に立ち会えなかった夫には申し訳ないんですけどね、自分が獣になって唸っているところを見られなくて良かったなあと思ったんです。あと、手を握るなんて出来たもんじゃないですし。多分夫がいて手なんか握ってたら骨折してますよ、あの時の握力は100くらいありますもん。
まあ、次もし出産することがあれば立ち合いはしてもらいます。笑
妊娠期間:39週5日
分娩所要時間:9時間53分