新生児生理的黄疸と貧血で決まる退院日

出産・育児
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新生児期② 生後1日目〜退院まで

前回に引き続き、入院中の息子と私の生活について綴っていきます。

基本的なスケジュール

上記のような日課に、イレギュラーで採血や診察が入ってくる感じでした。入院前に説明されたクリパス通りです。

お食事は配膳されるけど、下膳は自分でやってねスタイル。傷は痛み体はバキバキの状態で配膳車に向かって歩く姿はどのママさんも同じだと思いたい。やや前傾姿勢で小股で歩く感じ。マスクの下は痛みを堪える顔。何気にしんどかったです。笑

赤ちゃんの体温を毎日3回測らなければいけませんが、これはよく忘れていた私。ラウンドに来た助産師に声をかけられるか、もはや測ってもらうかでした。私の検温ついでに息子もおでこでピッと。

シャワーに入る前はその都度コットごと詰所に息子を預けていました。束の間の1人時間、だけどリラックスなんてできたもんじゃなく、傷の痛みと闘いながら浴びてました。

自分が看護される側になると、いろんな所に目が向き気を遣い、いい意味で育児に集中できない環境だったと思います。

生後1日目

母乳:13回

ミルク:10cc×3回、15cc

排泄:黒色便3回、尿1回

他:小児科診察

  初めてのK2シロップ(ミルク10ccと一緒に)

授乳前に手しゃぶってたり、寝たと思ったらモロー反射したり。出生当日とさほど変化はありません。可愛さも変わらず。

助産師から今日が眠れないピークだから、お母さんも辛くなったら預けていいからねと言われました。しかし、預けるほどの辛さを感じることもなかったため、夜間も母子同室続行してました。

3時間以上空けないように授乳してねと言われてましたが、もはや3時間なんて空くことはなく、基本的には泣いたらとりあえず咥えさせていました。

夫にはこの日に出生届などの役所手続きをお願いしたり、面会はできないため洗濯物の交換にだけ来てもらったりもしました。

生後2日目

母乳:15回

ミルク:20cc、30cc×3回

排泄:黒色〜緑色便5回、尿2回

他:生理的黄疸12mg/dl

深夜の助産師が検温の際に、経皮的に黄疸の数値を測定します。この日は12.1でクリアだったはず。ただ、ビリルビンの排泄を促すためにもミルクを足しましょうと言われ、夜寝かせる意味も含めミルクを数回飲ませていました。

朝方、授乳してもおむつをかえても泣き止まない息子の口へ、試しに小指を触れると吸啜反射でめちゃくちゃ吸われましたが、「母ちゃん…お乳出てこないよ…」って顔で見られたので、なんか私が切なくなってやめました。あ、その一瞬は泣き止みましたよ。笑

日中は割と寝ている時間が多く、昼食も夕食も抱っこせず食べることができました。(前日は抱っこで食べて息子のおでこに米粒落とした)(なんなら今でもカレーやらミートスパゲティ落としちゃう)

生後3日目

母乳:13回

ミルク:30cc、35cc、40cc×2回

排泄:緑色便4回、尿3回

他:生理的黄疸15mg/dl

黄疸の数値が高かった為、採血することになりました。血液検査の結果は17mg/dlでクリア。この日もミルクを促され足しました。ついでにミルクを飲んでも寝てくれなかった息子。その体力は別のところで使ってくれ。

この日、私の血液検査の結果も出ましたが、Hbが8台でこれ以上低くなるなら息子と一緒に退院できないと言われたのを覚えています。そのため、気休めではありますが、夫には鉄分入りのウエハースを買ってきてもらって、むしゃむしゃ食べていました。

生後4日目

母乳:13回

ミルク:10cc(K2シロップ)、30cc、35cc、40cc×2回

排泄:黄色便5回、尿7回

他:生理的黄疸数値忘れた

  小児科診察、聴力検査

この日も経皮的に測定した黄疸の数値が高く、沐浴に連れ出された際に採血されていました。小児科診察で数値が17.5mg/dlでしたと言われ、ギリギリセーフ…。退院は明日次第とも説明され、息子だけ居残りするのも可哀想!とも思いましたが、こればかりは仕方ないですね。治療が必要であればそちらが優先ですし。

母のシャワー浴が終わり、詰所に息子を迎えに行くと白いお稲荷さんにされてました。赤ちゃんって体が柔軟で本当に羨ましいものです。気持ちよさそうに寝ていて癒されました。

生後5日目(退院日)

母乳:14回

ミルク:40cc×2回、50cc×2回

排泄:黄色便5回、尿9回

他:生理的黄疸16mg/dl

朝イチで黄疸の測定をし、数値的にクリアしたことがわかり母感激。自分の貧血も基準値より低いけど治療が必要でないためどちらも退院できますよと聞き、即夫へ連絡しました。

仕事を終え迎えにきた夫と3人で無事に帰宅することができました。よかったよかった。

ついでに息子の退院服はセレモニードレスは購入していなかった(買う気なかった)ので、この青いボディスーツで帰りました。

母体の変化

ついでに入院中に起きた体の変化についてメモがてら書いていきます。

・貧血

出産時も含みトータル1300gの出血。貧血知らずの私でも流石に顔は白くなり、軽度の眩暈はありました。鉄剤を処方され、貧血は改善傾向に。そして、便秘に。泣

・失禁

産後3〜4日目の日中。尿意を感じて立ち上がったら、即行で尿が出てきまして(笑)産褥パッドをあてていたので全部吸収されて事なきを得たのですが…いや、全然無事じゃない。笑

産後は骨盤底筋群が弛緩することで腹圧性尿失禁が起こるとは、知識として頭にあったのに、いざ経験すると衝撃は大きかったです。入院中は2回体験し、助産師さんに伝えたら骨盤底筋体操を勧められたので、傷の痛みを堪えながらも少しずつやりました。

・体の痛み

これは産後のママさんなら誰でも当てはまるはず。出産時に大ダメージを食らった膣口や肛門、同一体位による腰や膝の痛み、授乳や抱っこによる肩や腕の痛みなど…。

寝ても立っても、歩いても座っても、痛いものは痛い。

排泄のたびに「ヒィッ!」ってなるし、ウォシュレット使う時は前傾姿勢で当たる場所コントロールするし、体洗う時も前屈できないし。私的に、眠気よりも痛みの方がストレスで、ロキソが手放せませんでした。笑

・マタニティブルーズ

産後3日目の夜に授乳を終え、寝る前にInstagramを見ていたら、不意に涙がボロボロ。しかも止まらない。せっかく授乳して寝かせた息子を起こしたくないからと、涙と一緒に出てくる鼻水に栓をしました。(しかも両方の鼻)

ラウンドに来た助産師さんは、その時になぜ私が泣いていたかは触れませんでした。が、流石に朝ラウンドしたら両目パンパンのおいわさんがいたら突っ込まざるを得なかったのでしょう。どうして泣いていたの?と優しく問われ、私はまた泣きました。笑

(話をした後に保冷剤貸してもらって眼瞼冷やしたけど日中もまだおいわさんだった)

この涙腺ガバガバな状態は里帰り中も、戻ってきてからも続きましたが、育児とともに家事もするようになってからは自然と治りました。

産後の母体、恐ろしや。

まあ、なにはともあれ、母子ともに無事に退院できてよかったと思います。病院の皆様、ありがとうございました。

そして、入院中も仕事を休んで私や息子の洗濯物を洗ったり、届けてくれたり、役所て続きもしてくれて、ありがとう。

kenn

気がついたらアラサーになっていた一児の母に代わり、
お腹のハートが目印の牛さんが色々書きます。

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